機械化やIT化を推し進めると必ず「高齢者が困る」という理由で反対する者が出てくる。
 「本当に高齢者困るのか?」

 私はこの考えには懐疑的である。
 IT機器を普通に使うくらいなら年齢は関係ないと思うのだ。

 ただ、歳をとると新しいものを敬遠しがちになるのは分かる。

 しかし、要は個々人の問題で「やってみよう」ということが大切だと思う。

 高齢者でもパソコンを巧みに操り芸術作品を生み出している者もいる。
 スーパーにいけば結構な高齢者がセルフレジを使っている。

 「高齢者が困る」というのは本当に高齢者が困るのではなく、今までのやり方で利益を得ていた人たちがやり方を変えられたら困るので「高齢者が困る」ということで反対しているのではないか。

 そしていつまでも「高齢者が困る」ということで従来のやり方を引きずって発展を妨げていれば、今度は「日本国民全員が困る」ことにはならないか。

 高齢者だろうが若者だろうが一定数は必ずついていけないものがいる、年齢には関係がないと思っている。
 しかし、その人たちに合わせていては世界からどんどん取り残されて行ってしまう。
 それでは将来皆が困ることになるわけである。

 だいたいの人はやってみればできると思うし、慣れれば便利に使うことができる。
 本当に高齢者が困るわけではない。